2007年8月24日金曜日

首相の訪印

ちょっと政治ネタ。
安倍首相がインドネシアからインドを訪問してますが、この記事ってあまり報道されてないというか、あまり良い印象で報道されてないようですねぇ。

安倍首相、連携強化呼びかけ インド国会で演説
日印、安保協力を強化 中国牽制、両首脳が共同声明

外務省の発表

これ、実はシーレーンや「自由と繁栄の弧」構想もありますが、インドの技術力および人材を考えると、今後の相互発展に大きく貢献出来ると思います。

前にNHKスペシャルで見たのですがインド工科大学出身者たちが、アメリカ等にある大企業へ優秀な技術者として就職しています。

良く聞く話で「インドのかけ算九九は1x1から99x99まで覚える」というのがあります。コレに代表されるように、数学に対する姿勢というのがとても真剣で、そして結果を出している、と言う事です。

さらに(植民地時代があったから、という理由からでしょうが)都市部では小学生から英語を日常語としているようです。これも渡米を容易にする環境です。そういった意味ではグローバル化も容易かも知れません。

日本とは仏教的にも近いものがありますし、ということは日本人と共通の感覚を持っててもおかしくなく、個人的にですが馴染みやすい部分もあるように思います。

と言う訳でインドと国交することは、とてもポジティブであり、日本にもインドにもプラスに働くと思われます。

コレを踏まえて朝日新聞。。。
首相の訪印—価値観外交のすれ違い

まぁ中国寄りの朝日ですから(新聞に「寄り」とかあってはならんのだけどw)、日本の新聞なのに中国がマイナスになる事に対しては批判するのが常なのでこんなネガティヴな社説ですが、ちょっと突っ込んでみましょう。

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 ただし、インドにとっては経済をさらに成長させて貧困層を減らすことが、温暖化防止と並ぶ重要課題である、と付け加えることも忘れなかった。

 いま温室効果ガスの削減義務のないインドのような途上国に、今後どのような義務を負ってもらうのか。具体策に踏み込もうとすれば、難しい交渉になることを予感させる会談でもあった。
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上記に書いた通り、インドの技術力を舐めてはいけません。そして日本の技術力も。
インドにインド人が設計した(二酸化炭素を抑えるような)ハードウェアを作る工場を日本の技術で作り、貧困層のインド人を雇いそこで働いてもらう、という考えも容易に出来ます。
素人でもさくっと考えつくので、このローテーションを高度化すればもっとより良い効果が期待出来ます。

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 国益の違いをさらに強く印象づけたのは、米印の核協定問題である。
   (中略)
 そもそも安倍首相の価値観外交は、中国包囲という色彩を帯びている。
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ここを一番言いたかったのですが、インドと中国で、決定的に違う事が一つあります。

インドの核は日本を狙ってないが、中国の核は日本を狙っている。

ついでに言うと、インドの核は中国を狙っています。
核という視点で見ると「敵の敵は味方」って事です。あとは言わずもがな。
まぁだからこそ朝日があんな社説を出すんでしょうね。


と言う事で安倍首相の話に戻りますが、今回のアジア歴訪はもっと評価されるべきです。
前回の選挙で負けたのは事実です。ですが外交を考えると、安倍首相は今首相をやめる訳にはいかんのです。
こういった地道な成果を選挙で負けた後もあげています。
そしてこの成果が、果ては日本の国益だけでなく、日本そのもの(つまり日本の領土、日本人の生命、精神)を守る事になるかも知れませんから。

2007年8月2日木曜日

雲流



今日はとても気持ちよい空だった。空の青も見事なグラデーションが綺麗だった。
それにも増して雲が多く、そして流れも早かった。
南から北へ。
いくら雲が流れて行っても延々とやってくる。
それはこれを書いている夜11時になってもまだ続いている。
今九州では台風が来ているが、そのうちこっちにやって来るだろう。
その後の台風一過も今日のような空が見れると良いですなぁ。

と、デジカメの中に下の写真があって、機会があればUPしようとしてそのままだったのでついでにUP。

東京の6月の朝。
東京でもこんな空が見れる事があるのです。